「分析してマイナスの結果が出たからやめるということではなく、次のアクションに活かしていった」
加藤 剛(トヨタ財団 国内助成グループ)
2017/3/19 FRJ2017 – Session 53
評価ってそもそもなに?
評価=事実測定+価値判断→ 経営判断に活かす
評価は客観的なものではない。客観的なものは「事実」。それに価値判断を加えたものが「評価」。
1.ビジョン(目指す社会・地域)・ミッション(役割)の確認と共有
2.現状把握、問題構造の理解と解決仮設の設定
問題=目標と現状のギャップ(それに時間軸を加えると、目標と将来の現状とのギャップ
KPIだけではなく、MSC(Most significant change=質的変化)と組み合わせる。
質的データは定量的に処理できるか?
例えば、テキストマイニング。感想文のようなものでも、どういった語彙をどれだけ使っているかを数値化出来る。それを定期的に測定することで、感想文(心情)にどういう変化が起きているか、を測定し得るのではないか。
自分たちだけでやるのは大変。
Chance For Childrenは慶応の研究者と協働。
バウチャー配布の事例。
その事例では、マイナスの結果が出た。しかし、さらに分析すると、子どもの持つ趣味と結果に相関のあることがわかった。
分析してマイナスの結果が出たからやめるということではなく、次のアクションに活かしていったと聞いている。
参考文献:トヨタ財団広報誌広報誌『JOINT(ジョイント)』第19号 記事
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