電車でバンクーバーからシアトルへ行く方法!アムトラック・カスケーズの乗り方

カナダ・バンクーバーからアメリカ・シアトルまで、

“北米の車窓から” すばらしい景色を眺めつつ鉄道列車(Amtrack Cascades)で旅する方法をご紹介します。

 

アムトラック・カスケーズの概要

 

片道料金:3,000円〜6,000円程度(時期等により変動)

 

所要時間:4時間25分

 

1日2便のみ:早朝6:30発 or 夕方5:35発

 

 

夕方便では、海に沈む夕陽を眺めながら、海岸沿いを走ります。

 

 

引用:Google Map

 

 

パシフィック・セントラル・ステーション

 

バンクーバー側の駅は、パシフィック・セントラル・ステーション(Google Map でみる)。

 

スカイ・トレイン(サイエンス・ワールド駅)、

バス(3番のMain Street を走るやつ)、

タクシー(ダウンタウンから約1,000円)などで

 

比較的カンタンに街中からアクセスできます。

 

 

駅舎の中に入ると、なかなか趣のある時計がお出迎え。

 

 

この駅には、カナダ国内を走る寝台列車「VIA」と、この「アムトラック」の、合わせて2車線のみ。しかも、それぞれ1日に数回しか発車しません。

 

したがって、迷うこともありませんね。

 

乗車までの手続き

手続きの流れと時間

駅舎の目立つところに、このような看板が置かれていました。

 

 

〈アメリカ行きのお客様へ〉

乗車手続き開始:4:20pm

保安検査終了:5:20pm

列車の出発:5:35pm

 

と書かれています。

 

つまり、夕方便に乗る方は、だいたい1時間〜1時間30分前には駅に着いている必要があるということです。

 

なぜかというと・・・

 

税関申告書

空港と同じように、税関申告書を書かなければならないからです。

 

 

すてきな花の飾られた台の上に、用紙があります。

 

ところでこの花、ただの造花のように見えますが・・・

 

じつはペン!

 

となりのおじさんがいきなり花を引っこ抜いたとおもったら、

 

「はっは、実はペンなんだよな、これが」

 

と言って、ドヤ顔で花ペンを使っておられました。

 

 

 

そんなことはどうでも良いですね。

 

さて、申告書の書き方は、だいたいこんな感じです。

 

 

ちなみに、11(a)のフルーツや食べ物は持ってないか?という問いについては、

電車内で食べる程度のものなら、「NO」と答えて構いません。

 

4時間半の旅路で、なんにもおやつがないのも淋しいですから。

 

 

預け荷物のタグ

それから、さっきのお花の台にいっしょに置かれている、この預け荷物につけるタグにも名前と、連絡先などを書いておきます。

 

 

書く項目はべつに何でもよくて、要は預けた荷物が行方不明になったりしたときに連絡が来るようにするためのもの。

 

アムトラックのスタッフ側は付けても付けなくても構わないような雰囲気をかもしだしていましたが、

自己防衛のためにも、いちおう名前だけでも書いて、

預ける荷物に付けておくと良いと思います。

 

 

ESTA/ビザなど(不要?)

こんな看板もおかれていました。

 

 

パスポートにくわえて、ESTAやビザなどの証明書が必要とのこと。

 

しかし、わたしの時はこれらは求められることなく、見せる必要がなかったので、とくに用意しなくてもいいかもしれません。

 

とは言え、ないとまずいかもしれないので、一応もっているに越したことはありませんが・・。

 

ESTAはカンタンにオンラインで申請できるので、まだの方はどうぞ。

 

ESTAの申請 ↓

https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1

 

 

チェックイン/乗車プロセス

 

 

  1. すべての乗客は紙チケットまたはE-チケットが必要
  2. すべての乗客は国境越え申告書(下方で説明)を記入のこと
  3. チケット、申告書、そして有効な国境越えのための書類(=パスポート)を審査のために手元に用意すること
  4. 座席指定を受けるため受付台のところに進む
  5. すべての書類をもって入国審査所まで進む
  6. 通関手続きにつづいて荷物の検査を受ける

 

何かいかめしい感じがしますが、実際は空港などでの検査よりよっぽどカンタン。

 

ただし、アメリカの入国審査官は厳しかったです(ここに限らず、空港や自動車のときも同じようでしたが)。

 

「先月もアメリカに入国したのに、また行くのか?なんのために?どこの街へ?いつまで?」

 

など、しつこく訊かれました。

ちょっとビビりましたが、まぁべつにウソをつかず、マジメに答えていればとくに問題なく通してくれます。

 

とにかく、面倒だからとか英語がわからないからとかでウソをついて、あとでつじつまが合わないことになると、かなり疑われるので、

英語があまりわからなくても、

 

Sorry?

Pardon me?

Say it again, please?

 

などと言って、ゆっくりじっくり審査官と話をしましょう。

 

 

列に並んで待つ

 

 

周りの人の動きを見ながら、列に並んでいたら、そのうち自分の順番が回ってくるはずです。

 

そして、こんな座席指定券をもらえます。

 

 

手作り感あふれますね〜。

 

シアトルまで

2名

7号車/シート5

7号車/シート6

 

という意味です。

 

 

いよいよ乗車!

上記のように入国審査にチャレンジして無事通過したら、いよいよ乗車です。

 

 

かっこいいですね。

 

 

わたしは特別な鉄道ファンでもありませんが、これは興奮します!

 

 

 

この乗り込むドアの感じ。

 

世界の車窓からみたいです!

 

 

 

預け荷物は別室にまとめて収納されます。

(自分の荷物を係官に預けたら、入れてもらえます)

 

 

 

列車の中はこういう雰囲気。

 

 

日本の特急電車とよく似ていますね。

 

 

コンセントは各列の壁際に設置されています。

 

そしてWi-Fiもあるにはありますが・・・

 

ほとんど繋がりません。(ごくまれに一瞬つながるくらい)

 

 

カナダとアメリカの車窓から

カナダの車窓から

そして、車両の整備かなにかで30分ほど遅れて、ようやく出発!

 

(電車の遅れは当たり前すぎて誰も気にしない様子)

 

はじめは1時間あまり、カナダ国内を走ります。

 

 

 

自然や、

 

 

人々の暮らしを眺めることができます。

 

 

しばらくすると徐々に陽が傾き、金のカーペットが敷かれたように海面が輝きはじめます。

 

カナダ・アメリカ国境

 

国境に到達すると、列車が止まり、入国審査のスタッフが乗り込んできます。

 

 

パスポートを見せればOK。

 

島国の日本では経験できない、陸路での国境越えです。

 

バスではなく「鉄道で」というところに旅情を感じますね。

 

沢木耕太郎の『深夜特急2―マレー半島・シンガポール―』で、筆者がオリエンタル・エクスプレスに乗ったストーリーを思い出します・・。

 

 

こうして旅の途上で思い出されるこの作品は、やはり名作ですね。

 

 

アメリカの車窓から

 

徐々に日が暮れていきます。

 

 

 

 

緯度の高いこの地域の日没は遅く、夏であれば10時頃まで明るいまま。

 

わたしが乗った8月下旬でも、日暮れは9時過ぎでした。

 

 

シアトル・キングストリートステーション

そして午後10:30頃、シアトルの駅に到着。

 

 

預けた荷物は、飛行機とおなじようにあとで別の場所で受取ります。

 

夜のプラットフォーム。

 

 

駅舎内のバゲージクレーム(受託手荷物受取所)で、

流れてきた自分のスーツケースを受け取ります。

 

 

キングストリートステーションの外観(夜の写真はとっていなかったので、昼間の写真)。

 

 

アメリカンフットボールのセンチュリーリンク・フィールドや、

イチローも長年プレーした野球のセーフコ・フィールドが、

隣り合って奥の方に見えます。

 

 

駅近くの格安ホテル 

HI – シアトル アット アメリカン ホテル ホステル(HI – Seattle at the American Hotel Hostel)という名前のユース・ホステルが

駅から徒歩5分のチャイナタウン入り口にあり、

便利でした。

 

1泊5,000円程度。

 

アムトラック・カスケーズは夜遅くに到着するので、

少なくとも初日の夜は駅近くのホテルを予約したいものですね。

 

旅行予約サイトの「アゴダ agoda」や「エクスペディア Expedia」では取り扱っていないようですが、

 

「ブッキングドットコム Booking.com」では取り扱いがありました。

 

 

それでは、バンクーバーからシアトルへ、すばらしい列車の旅をお楽しみください!

 

以上、「電車でバンクーバーからシアトルへ行く方法!アムトラック・カスケーズの乗り方」のご紹介でした。