タイタニックを観て、「遺族」となったローズの語りを聞いていると、
9.11ワールド・トレード・センターテロ、
3.11東日本大震災津波、
2014年韓国セウォル号沈没、
そういった出来事が思い出されてきました。
大切な人を失ってなお生きることから逃げない力は、どこから生まれてくるか。
命を全うすることが供養となり祈りとなることを、どこまで信じ続けることができるか。
沈みかけているタイタニックの甲板でキリスト教司祭が人々の前で祈りを捧げている場面が描かれていました。
ただ「神よ」と唱えるだけでは何の希望にもなり得ないのではないか、とでも言いたげに。
そのとおり、ただありふれた祈りの言葉を唱えることには、ほとんど何の力もないと私は思います。
では、宗教は、絶望のなかにある人に、どのようにして希望を与えられるのか?
生きる力を失った人が、またその生きる力を取り戻すこと、そして死を迎える時にはそれを受け入れられること。
それが実現されて初めて、本当の意味での祈りであり、宗教であり得ると思います。
映画とはだいぶかけ離れた宗教論になってしまいましたが・・、
答えは無くとも、目指すべき方向はそれとなく示されている。
そんな風に感じます。
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以上、『タイタニック』(Titanic) のご紹介でした。