文部科学省の調査結果から得られたデータをもとに、
「日本語指導が必要な児童生徒の主たる使用言語(母語・言語)別在籍状況」を表にまとめました。
参照:『日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成28年度)』
この表から、中国語・ポルトガル語・フィリピノ語をつかう子どもたちが特に多いことが分かります(出身国はそれぞれ中国・ブラジル・フィリピンだと考えられます)。
スペイン語(主にペルー出身)、英語(アメリカ・カナダ・オーストラリア・フィリピンなど出身)についでベトナム語(主にベトナム出身)も比較的多数の子どもが使っているようです。
ただし、これはあくまで「子ども自身の主な使用言語」であって、保護者の得意な言語が何かまでは分かりません。したがって、保護者に文書を配るなどのアプローチをする場合には注意が必要です。
以上、2016年度「日本語指導が必要な児童生徒の主たる使用言語(母語・言語)別在籍状況」についてのまとめでした。