徹底解説!スタートラインに立つまでの一挙手一投足(バンクーバー・ハーフマラソン2017)

バンクーバーマラソン(ハーフマラソン)の当日。

どんな動きをしたらいいか不安な方も多いですよね。

 

しかし、ハーフマラソンはなんと朝7:00のスタート。早すぎる・・。

何か手違いがあったらやばいです。間に合わなくなるかも。

 

ということで、スタートラインに立って走り始めるまでを手取り足取り解説します。

 

集合場所

集合場所はクイーンエリザベスパークです。

住所で言うと、以下のあたりです。

 

4867 Ontario Bikeway
Vancouver, BC V5V 3H4

 

 

地下鉄(Sky Train)の最寄り駅は、以下の2箇所のどちらでも構いません。(ほぼ中間が集合場所です。)

 

  • King Edward Station
  • Oakridge-41ST Avenue

 

同じカナダラインの駅ですので、便利な方を選んでください。駅を降りたら他の参加者がたくさん歩いていますので、その人たちに付いていけば自然に到着します。

 

「午前6:00には来てください」と案内には書かれていましたが、6:30頃に着いても十分余裕がありました。早いに越したことは無いですが、あまり神経質になる必要もないようです。

 

 

 

道中、キャンピングカーの列のようなものが路上にできていました。前夜から泊まり込んでいる人もいるようです。

 

 

既に荷物を預け終わって、準備運動にいそしんでいる人たちが広場にたくさんいました。それを横目にしばらく進んでいくと、荷物預かり所が見えてきます。

 

荷物預かり

参加者にはそれぞれ「色(CORRAL)」が割り振られています。ゼッケンの下方を見れば、一目瞭然です。僕の場合は、PINKでした。

その色の看板が立てられている所(黒いトラック)の前が荷物預かり所になります。

 

 

そこで、持ってきたGear Check Bagに荷物を入れ、ゼッケンの下方のタグを点線で切り離して、外からよく見えるように同梱します。

 

この荷物を、僕たちランナーが走っている間に、トラックで数キロ離れたゴール地点まで運んでいってくれるというシステムになっています。ゴールした後に自分のゼッケンを見せれば荷物を受け取れます。

 

5月のバンクーバーの朝はまだまだ寒く、パーカーにウインドブレーカーを羽織っていてもいいくらいの気温でした。ゴール後もすぐ冷えてくるので、防寒服は多めに持っていっても良いかもしれません。

 

なお、スタートラインやコース上で服を脱ぎ捨てた場合、それらはチャリティ団体に寄付されるそうです。(返却してもらうことはできません。)

 

待機場所へ

荷物預かり所から、スタート待機場所へと向かいます。みんな寒そうですが、身体を温めたりストレッチをしたりしています。

 

道をどんどん歩いていって、自分のCORRALの看板を探します。

 

 

いかめしい顔をしたおじさんが、かわいいピンクの看板を持って待っていてくれました。

 

 

 

ここが待機場所になります。

申告した予測タイムが早い人から順にスタートを切るので、実際には15分くらいかけて五月雨式にスタートを切ります。(Wave Startと言うらしいです。)

ばらばらと人が集まってきます。

6:45くらいまではまだスペースも余裕があるので、脇の方で最後のストレッチや靴紐の確認などをすると良いでしょう。

 

そして、最初の組がスタートする7:00amの5分前くらいに。人がぎっしり集まってきました。

この状態で、カナダ国歌を聞いたり、みんなで準備運動(ノリの良いやつ)をやったりします。

 

そして、最初のグループがスタートを切ると、だんだん後ろのグループが前のスタートラインに向かって歩き出します。

 

途中にいたゆるキャラ。スポンサーのモントリオール銀行のやつでしょうか。皆とハイタッチしています。

 

いよいよスタート!

 

ようやくスタートラインに立てました!

いよいよスタートです。

 

実は、1ヶ月ほど前、このマラソンに向けて練習をしていたら、軽い肉離れを起こしてしまいました。医者に診てもらったところ、「5月に走れたとしても、まぁ10kmくらいが限界だね」と言われてしまいました。

それでがっかりして、カナダにはシューズもウェアも持ってこず、炭水化物ばかりの荒れた食生活を送り、もう諦めかけていました。

 

しかし。

 

どうしても心の中の安西先生が問いかけてきます。

いや、スラムダンクほとんど読んだことないんですけど、それでも声が聞こえてきます。

 

引用:スラムダンク (27) (ジャンプ・コミックス)より

 

 

ということで、諦める前に、ものは試しと3kmほど走ってみることにしました。

 

すると。

なんと痛みがもうほとんどありません。奇跡。走れる状態になっていました。

 

1ヶ月近く走っていないのでスピードは出せません。

が、それでもハーフ(21km)が走れるような気がしてきました。

それがレース3日前のこと。2日前に7km、前日にも4kmほど走って調整して、この日に臨みました。

 

 

痛むかもしれない恐れがあったので、もちろんストレッチは入念に

今回は海外なので、マラソン教本の該当ページを写真に撮ってスマホに保存して持参しました。こんな感じ。

 

 

ぼくは金哲彦のランニング・メソッドというマラソンの教本に掲載されているストレッチ・準備運動の方法を愛用しています。

ストレッチはもちろんですが、準備運動として関節や筋肉のほぐし方も載っていて、ひと通り終えた頃には身体が温まって軽くなっています。

 

 

 

 

 

バンクーバーマラソンへの出場。最初は諦めていて、それでもやっぱりスタートラインにだけは立とうかなと思い始めて、しかし結果的には完走できた。

 

タイムは一昨年に出たハーフの時より30分近く余計にかかったけれど、それでもバンクーバーの街と自然を眺めながら走りきれたことは、何ものにも代え難い喜びになりました。

 

実際にハーフマラソンのコースを走ったときの景色は、次の記事でご紹介します。

 

 

【レース本番】きっと走りたくなる。都市と自然の絶景10連発〈カナダ・バンクーバーマラソン2017|ハーフ〉