「やさしい日本語のつくり方」講座(東京都文京区)

やさしい日本語のつくり方 講座

2019年2月15日、文京区主催の「やさしい日本語のつくり方」に参加(講師は同じYSCグローバル・スクールの田中宝紀さん)。

日本語指導が必要な児童生徒1万人

「日本語がわからないのに、支えてもらえない子どもが、10,000人いる。」

支援がたくさんある県もある。 でも、ない地域もある。 そこに住んでいる子は、しょうがないの?

予算ない、人材ない、サポートできない。

じゃあ、「やさしい日本語」で、みんなが支えればいいんじゃない?

 

「言葉」以外の壁

外国人は…

▶︎ ひとり親率 2倍

▶︎︎ 失業率 2倍

▶︎困窮世帯の子 3割

 

「日本人みんなが英語話せるようになればいいのでは?」 という意見もある。 だけど、現実的ではないですよね…。 いつまでかかるの? それに、英語を話さない外国人だってものすごく多い。

 

 

やさしい日本語のメリット

  1. 低コスト
  2. コツをつかめばみんなできる
  3. いろんな場面につかえる

 

 

やさしい日本語のコツ

  • 要点を伝える(いらない情報は除く)
  • かんたんな言葉を使う(飲酒→お酒をのむ、など)
  • です、ます、〜てください調を使う
  • ひとつの文は短くする
  • 難しい言葉には説明を(授業参観:お父さんやお母さんが学校にきます。学校で子どもの勉強をみます。)

 

やさしい日本語 会話のコツ

  • 主語をはっきりさせる
  • あいまいな表現を避ける(おそらく、ご遠慮ください)
  • 最後まで言う(「失礼ですが・・」→「お名前をおしえてください」)
  • 擬音語・擬態語を避ける(どんどん増える、バタバタする)
  • 略語、仲間内でしか通用しない言葉、流行り言葉などを避ける

 

やさしい日本語 書く時のコツ

  • 漢字にルビをふる(ひらがな・カタカナ・ローマ字。相手に合わせて)
  • 元号は使わず、西暦で。年月日に「/」を使わない。
  • 時刻は12時間表記で(13時30分→午後1時30分)
  • 見やすく、わかりやすい体裁に(分かち書きをしたり、イラストや表を使ったり、箇条書きにしたり)

 

 

やさしい日本語お役立ちツール集

「やさしい日本語」の手引き(愛知県)

PDF:http://www.pref.aichi.jp/kokusai/easyjapanese/tebiki.pdf

 

『やさしい日本語でコミュニケーション〜外国人にわかりやすく情報を伝えるには〜』(公財)かながわ国際交流財団

http://www.kifjp.org/wp/wp-content/uploads/2018/02/yasashiinihongo180208.pdf

 

やさしい日本語ツーリズム研究会

https://yasashii-nihongo-tourism.jp/

 

 

NEWS WEB EASY – NHK やさしい日本語で書いたニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/easy/

 

「やさしい日本語」講演依頼

「やさしい日本語」についての講演をご依頼くださる際は、以下のフォームよりお願いいたします。

 

 

 

 

以上、「やさしい日本語のつくり方」講座について、そして「やさしい日本語お役立ちツール集」でした。

今までより多くの人が、国や言葉の壁を超えてコミュニケーションをとることができますように。