バンクーバー日本語学校の学習発表会。
これだけの数の日系家族が母語・継承語教育を大切だと考えて日本語を学んでいます。
設立111年。長いあいだ必要とされてきた学校です。 pic.twitter.com/RuiKScJHoG— 山田拓路 (@takuji85) May 27, 2017
バンクーバーの日本語学校では、2017年度の学習発表会が行われました。21組の発表。教科書の音読から、auの英雄CMのパロディ、犬の殺処分に関する物語まで、多種多様なプレゼンテーションでした。
先生からご指導を受けながら、子どもたちは1ヶ月以上にわたって練習を積み重ねてきました。私が入らせてもらっているクラスは直前の週まで練習中のおふざけが止まらなかったりセリフの順番が分からなくなったり大変でした。そんななか臨んだ今日の発表会・・・
この人たち、本番に強かったです(笑)。会場も盛り上がり、担当の先生は「めっちゃ良かった!!!」と大喜び。やればできる子たちです。
こうした日本語学校。バンクーバーにはいくつもあり、日系移民の子どもたちがそれぞれ多数通っています。こちらの記事(「バンクーバーの日本語(バイリンガル)教育と日系カナダ人の経験」)でもご紹介したカナダ生まれカナダ育ちの日本人の方の経験から考察しても、日系移民に対する日本語教育(母語・継承語教育)はその人生を豊かにするために欠かすことのできない支援です。
バンクーバーの日本語学校の多くは土曜日のみ開講されています。週に1日ではありますが、現地校への通学と併せて、日系カナダ人としてのアイデンティティを築く上で不可欠の貴重な時間になっています。