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アメリカなど海外でショッピング中、レジでクレジットカードを使おうとしたら”Error”, “Invalid”, “Unavailable”などと表示され、
「さっきまで使えてた楽天カードが急に使えなくなった!なんで!?」
というときに、どうすれば使用再開できるか。
その方法を解説します。
【手順の概要】
手順1:固定電話をホテル等で借りる
手順2:コレクトコールでカード会社に無料電話
手順3:事情を説明してカードを再開してもらう
手順1:固定電話を借りる
なぜ固定電話か?
なぜこのご時世、固定電話でなければならないのか?
それは、「電話料金が無料になるから」です。
手順2で説明しますが、コレクトコールという多くの方には聞き慣れないであろうシステムを使わなくてはなりません。
簡単に言えばフリーダイヤルみたいなもの。
それでも海外から携帯でかけると、国際ローミングの料金だとか何だとかが課金されてしまうそうなので、
それは是非とも避けたいところ。
ということで、
「現地の固定電話を借りて着信者(=カード会社)料金負担の電話をかける」
という方法をとります。
したがって、まずはホテルのフロントなどで固定電話を借りてください。
- ただし、ホテルの部屋内の電話の外線でかけると、ホテルからサービス料を請求される可能性もあるので、きちんとホテルのフロントできいてから使ったほうが良いでしょう。
電話を借りるときの英会話
海外でホテルのフロントスタッフに英語しか通じなかったら、
このように言ってみたら良いと思います。
“May I borrow a landline phone?
Because I have to call to Japan through collect call.”
多くのホテルでは、コレクトコールのために固定電話を借りるということは、比較的よくあることのようで、
わたしのケースでは、フロントの方は
「あぁ、それね。OKですよ」
という感じで、かるく貸してくれました。
手順2:コレクトコールをかける
コレクトコールとは?
コレクトコール(英: collect call)は、通話料金を着信者に負担してもらうための、電話の付加サービスである。
外出先などの公衆電話などから、特に遠距離にある会社や自宅などに通話する場合に利用されることが多い。必要の都度利用するサービスであり、常時通話料金を着信者が負担する電話サービスである着信課金電話番号(フリーダイヤル)とは異なる。
引用:Wikipedia
つまり、「0120」の番号をもっていない相手にもフリーダイヤルをかけられるシステムのことですね。
でもこれ、相手に電話代払わせるって、なんか考えただけで恐ろしいような・・・。
なので、もちろん誰にでも自由にかけられるわけではありません(笑)。
一旦、オペレーターが電話に出て、つないでほしい相手や理由などをきかれ、オペレーターが相手にまず話し、相手がOKすればつないでもらえるのです。
まぁ、それはそうですよね。
ちなみにコレクトコールの料金は以下のとおり。
5分話せば3,000円かかります。
- 最初の3分 2,160円
- 以降1分ごと 460円
コレクトコールをかけてもいいのか?
こんなにお金のかかることをしてもいいのか?
結論は、OKです。
心配で楽天カードに問い合わせてみたところ、こういう回答が来ました。
◆ 回答内容
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
日頃より楽天カードをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。お調べいたしましたところ、セキュリティ上、
カード利用を制限しているご利用分がございます。詳細につきましては、電話でのご案内となりますので、
下記セキュリティセンターへご連絡をお願いいたします。なお、コレクトコールにてご連絡いただくことが可能です。
安心してかけてください。
おそらく多くのカード会社や保険デスクは、コレクトコールによる通話を推奨しています。
どうぞ、カード再開のために何千円もお支払になることのないよう・・。
コレクトコールのかけ方
日本ではKDDIがサービス提供者。
KDDIジャパンダイレクトというサービスを使えば、海外からでも日本語でオペレーターが対応してくれます。
24時間対応!
上記のサイトから、自分の滞在地域を見つけ、その番号に電話をかけます。
(日本の国際番号+81などは使わず、そのままの番号を押します)
例:アメリカは1-877-533-0051
オペレーターに事情を説明
日本語のオペレーターさんが出るので、以下の説明をします。
- 自分の名前
- 現在の滞在地(例:アメリカ)
- 電話をかけたい相手(例:楽天カード セキュリティセンター)
- その電話番号(例:092-303-5631)
- 電話をかける理由(例:セキュリティのためカード使用が制限されたので解除したい)
そうすれば、楽天カード側につないでもらえるはずです。
手順3:事情説明してカード使用再開
カード会社セキュリティ担当者に事情説明
カード会社からの簡単な本人確認(生年月日等)に答えてから、
事情を説明します。
と言っても、おそらくカード会社側には既にデータが届いていると思われるので、
その「不正使用と疑われた決済」が何だったのか、いっしょに確認します。
それが不正でなく、明らかに自分がしたことであれば、その旨を伝えます。
すると、すぐにカードの使用再開をしてくれます。
(タイムラグなし、即時で再開)
まとめ
対処方法のまとめ
クレジットカードが海外で突然使えなくなったときは、この手順で解決。
手順1:固定電話を借りる(ホテルなど)
手順2:コレクトコールで電話(オペレーター)
手順3:カード使用を再開(カード会社)
とりあえず楽天カード
今回、私のケースでは、楽天カードが急に使えなくなりました。
しかし、ネットでの悪評とはちがって、意外とすんなり対応してもらえました。
しかも24時間対応なので、時差を気にしなくてもいいので、ありがたかったです。
海外ではクレジットカードは命綱ですから、仮にこういう時にカードが使えなくても大丈夫なように、
短期旅行でも最低2枚、長期なら3-4枚のクレジットカードは必ず持っていくべきですね。
できれば、VISA2枚、Master1枚という組み合わせが理想的。
そして、その内1枚は楽天カードにしておくと無難だと思います。
少なくとも今回、私のケースではスムーズに対応してくれましたので。
さらに言えば、セキュリティのモニタリングをきちんとしてくれているということ(怪しい決済にシステムが反応してカードがロックされた)。
ですから安心材料として、楽天カードなどメジャーなものを含む複数枚カードを持っていくことを、おすすめします。
今回、私はそれで事なきを得ましたので・・。
あと1年近く海外に滞在する予定の私が、「クレジットカード使えなくなりました」なんてことになったら、悲報すぎます。
海外は完全にクレジットカード文化ですから。
コインランドリーだって、いまやカードランドリーです。
カードがないと、洗濯もできません。つらい・・。
ということで、
以上、クレジットカードが海外でエラーになり突然ストップしたときの対処方法についてでした。
それでは引き続き、楽しい旅を!
“クレジットカードが海外で突然エラー!?使用ストップされたときの対処方法” への1件の返信
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