アメリカ・フロリダ州のマイアミには、リトル・ハバナと呼ばれる地域があります。
「ハバナ」とは、となりの国キューバの首都。
つまり、リトル・ハバナとはキューバ・タウンという意味です。
リトル・トーキョーみたいなものですね。
ヤシの木がラテン・アメリカの島国・キューバを想わせる
マイアミとキューバは、直線距離にして350kmほどしか離れていません。
東京ー名古屋くらいの距離。
その近さから、たくさんの移民が流入してきて、街で暮らしています。
キューバに関する碑がストリートの真ん中にたてられている
そんな異国情緒あふれるリトル・ハバナで味わえる、キューバのごちそうをご紹介します。
キューバ料理のバー&レストラン
リトル・ハバナのストリートを歩いていて、たまたま見つけて入ったお店。
Old’s Havana Cuban Bar & Cocina という名前です。
ちなみに、Cocina はスペイン語で、キッチンという意味だそうです。
テーブル席と、
バーカウンターがあります。
そのバーカウンターには、ミントが入った、モヒートのためのグラスがずらりと並んでいました。
とりあえず、ミントが入ったジンジャー・ビール的なものを、よく分からないままオーダーしてみました。
これが、苦くないビールのようで、モヒートのようでもあり、
蒸し暑いマイアミの気候によく合って、うまい!
ラテン系のおじさんの生ライブを聴きながら、そのビールを味わうことができます。
ぼくは1曲も知りませんでしたが、お客さんたちはいっしょに歌って、大いに盛り上がっていました。
スペイン語が飛び交う店内を見回したところ、お客さんも半分くらいはキューバ系の人なのかなという感じでした。
そうこうしているうちに、メインの料理がやってきました。
チキンの胸肉とオニオンの炒めたもの、そしてライス。
それから、セットとして豆のスープも出てきました。
軽くディナーのつもりだったのに、クリスマスかっていうくらい本格的になってしまいましたよ。
メニューを読んでもあんまりよく分からなかったので、適当に頼んだからでしょう。
でも、ちゃんとおいしく、全部いただきました。
チキンの胸肉と豆スープって、タンパク質のかたまりみたいなメニューですね。
筋トレしてから来ればよかった。
これで、チップと税込みで$30ちょうど。
ひとりディナーにしてはちょっと高価ですが、
キューバな雰囲気を味わわせてもらったので、満足です。
おじさんは、休み休み、歌い続けてくれました。
帰りの道がまたラテンな雰囲気を出していて、風は心地よく、
いい気持ちで帰ることができました。
マイアミはビーチが有名ですが、アメリカにいながらキューバを味わえる場所があるんですね。
いい経験になりました。
そして、ぜひ、キューバを始め、ジャマイカやハイチなど、中米の島々を旅して回りたくなりました。
そんなラテン・アメリカの国々を旅したいと思っている方には、その体験版(導入?)として、
このマイアミのリトル・ハバナ、おすすめです。
以上、「フロリダ州マイアミのリトル・ハバナで味わう小さなキューバ」のご紹介でした。